Google Analytics(GA) で Google Tag Manager(以下 GTM) で設定したイベントパラメータを計測および表示を行う方法を備忘録として残しておく

前提

  • ソースコードに GTM との連携用のスクリプトが導入済であること
  • ソースコード上に以下のようなカスタムイベント発火のコードが設定されていること
pushDataLayer({
  event: "watch_video",
  userID: userId,
  datetime: `${date} ${time}`,
});

方法

  1. [管理] > [データの収集と修正] > [データ ストリーム]を選択
  2. 対象のサイトを選択
  3. 測定 ID をコピーして退避しておく
  4. [Google マーケティング プラットフォーム] > [タグマネージャー]を選択

GTM での作業

変数の登録

  1. [変数] > [ユーザ定義変数] > [新規]ボタンを押下
  2. 変数名に「user_id」と入力
  3. 変数のタイプに[データレイヤーの変数]を選択
  4. データレイヤーの変数名に「userId」を入力
  5. [保存]ボタンを押下
  6. 「datetime」も同じように登録する

トリガーの登録

  1. [トリガー] > [新規]ボタンを押下
  2. 名称に「動画再生」と入力
  3. [トリガーの設定]の中央アイコンを押下
  4. [その他] > [カスタムイベント]を選択
  5. イベント名に「watch_video」を入力
  6. [保存]ボタンを押下

タグの登録

  1. [タグ] > [新規]ボタンを押下
  2. 名称に「動画再生」と入力
  3. [トリガー]の中央アイコンを押下
  4. トリガーの登録で登録した「動画再生」を選択
  5. [タグの設定]の中央アイコンを押下
  6. [Google アナリティクス] > [Google アナリティクス: GA4 イベント]を選択
  7. 測定 ID に事前に退避しておいた測定 ID を入力
  8. イベント名に「watch_video」を入力
  9. イベント パラメータに 「user_id」を入力
  10. 値に「{{user_id}}」を入力
  11. イベント パラメータに 「datetime」を入力
  12. 値に「{{datetime}}」を入力
  13. [保存]ボタンを押下
  14. [プレビュー]ボタンを押下してカスタムイベントが測定されることを確認
  15. [公開]ボタンを押下

GA での作業

カスタムディメンションの設定

  1. Google Analytics にログイン
  2. [管理]>[データの表示]>[カスタム定義]を選択
  3. [カスタム ディメンションを作成]を押下
  4. ディメンション名に「ユーザID」と入力
  5. 範囲に「イベント」を選択
  6. 説明に任意の値を入力
  7. イベント パラメータに「user_id」を入力
  8. 「保存」ボタンを押下
  9. datetime も同じように登録 ※ディメンション名は「イベント実行時間」

動画再生時間収集用の探索の設定

※探索は前日までのデータしか対象にできないため設定の確認は後日に行うことになる

  1. [探索]を選択
  2. [空白]を選択
  3. ディメンションの右横にある[+]ボタンを押下
  4. [カスタム]>[ユーザID]のチェックを入れる
  5. [カスタム]>[イベント実行時間]のチェックを入れる
  6. [インポート]ボタンを押下
  7. 期間を対象期間に変更する
  8. [フィルタ]>[イベント名]を選択
  9. [条件]>[マッチ タイプを選択してください]に「次と完全一致」を選択
  10. [条件]>「式を入力」に「watch_video」を入力

後は、表示したい項目を行、列、値に組み込んでいく